家の周りに野良猫が歩いているのを見かけたことがある方も多いと思います。

今回紹介するのは、ちびまるまろんさん(@tarao0628)が保護した野良猫のニャンちゅうちゃん。Instagramに投稿されたニャンちゅうちゃんの表情の変化がわかる写真には「保護されてから表情がまったく違う!」などのコメントが寄せられています。

野良猫を保護した経緯やニャンちゅうちゃんの様子について、ちびまるまろんさんに話を聞きました。

保護したときのニャンちゅうちゃん

ニャンちゅうちゃんを保護したきっかけは、ちびまるまろんさんのお母さんの知り合いからされた相談でした。「風邪をひいている猫が自宅に住み着いていて、とても人慣れしているからなんとかしてあげたい」と相談されたちびまるまろんさん。

TNR(ねこの不妊手術済みのしるしに、耳先をさくらの花びらの形にカットすること)の方向で話を進めていましたが、なんと捕獲直前になり知り合いから、すでに飼っていた猫で手一杯だという理由で「自宅から離れたところにニャンちゅうちゃんを置いてきた」との連絡が。

そこからあちこち捜索すること8日。ニャンちゅうちゃんを無事に見つけ、保護できました。

保護されたニャンちゅうちゃん(tarao0628さんより提供)

保護して3週間後のニャンちゅうちゃんと、保護したてのころを見比べてみるとだいぶ表情が違います。

顔が全く違うニャンちゅうちゃん(tarao0628さんより提供)

「野良猫として生きるのは、本当に過酷なんだと改めて思いました」とちびまるまろんさん。ニャンちゅうちゃんが保護されてよかったです。

人が大好き

表情以外の変化では、体重が2.8キロから3.5キロに。

もともと野良猫時代から人懐っこい性格のニャンちゅうちゃん。本当にびっくりするくらい人が大好きで、保護初日から抱っこもさせてくれていたのだとか。現在は家のなかに慣れ、他の保護猫たちとも上手く関係を築けているようです。

また、ニャンちゅうちゃんは譲渡会に何度か出ており「可愛い」とたくさん言ってもらっているそうです。しかし、残念なことにまだ里親様は決まっていない状況です(2024年4月1日現在)。

ちびまるまろんさんは、個人で保護活動をしている時期もありました。現在は『life with cat』で預かりボランティアをしています。譲渡会に参加したり、野良猫のTNRをして不幸な猫ちゃんを減らす活動も積極的に行うちびまるまろんさん。SNSで保護活動についても発信しています。

「応援してくださる方ができたおかげで『自分は一人じゃない』とすごく励まされます。また、保護してきた猫たちのストーリーを発信することで、保護活動に興味を持っていただいたり、TNRの大切さや野良猫の生活の過酷さを知ってもらえたりすることができたと思っています。この発信を通して、少しでも殺処分が減ったり、保護猫の選択肢が広まったりするといいなと思います」と、夢を語ってくれました。

おだやか(tarao0628さんより提供)

ちびまるまろんさんは、今後は保護猫たちの可愛い姿を発信し、くすっと笑えるもの、癒しをお届けできればと考えています。さらに、保護猫たちの里親様に繋がるような手伝いもしていきたいそうです。

「ぜひ一度、譲渡会にも足を運んでいただけたら嬉しいです」とちびまるまろんさん。一匹でも多く幸せな猫が増えることを願うばかりです。

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