学生の頃、昼ごはんがお弁当だった人は「今日はなにが入っているかな?」と楽しみにしていたのではないでしょうか?お昼まで待ちきれず、早弁していた人もいるかもしれませんね。

今回は、内田直人(Instagram:bento_star)さんのちょっと変わったお弁当を紹介します。投稿を見た人からは「5歳の娘号泣、母爆笑」「シュールでセンスある!笑って食べられないかも」と思わず笑ってしまった!というコメントで溢れていました。

この思わず笑ってしまうお弁当は、娘へ向けて作られたもの。内田さんに話を聞きました。

お弁当に書かれていた言葉とは…?

ある日の内田さんが作ったお弁当のご飯。そこには海苔で書かれた「今日の別腹は明日の脇腹」という文字が。

他のお弁当にも海苔で文字やキャラクターなどが描かれています。とてもおいしそうなお弁当ですが、ご飯を見るだけでにやにやして食べる手が止まってしまいそうです。

修学旅行の話から浮かんだアイディア(bento_starより提供)

内田さんは元々料理が苦手。なるべくオカズに目が向かないように、この海苔弁当を始めたそうです。この細かい海苔は、夜1時間ほどで作っており、朝にお弁当を作る時間は30分ほど。

最初の1年ほどは、海苔の切り方や乗せ方を工夫しながら作り、それ以降はだいたい安定して海苔弁当を作っているそうです。お弁当を作る際、オカズは困らないそうですが、海苔のネタが思いつかない時はギリギリまで焦るのが大変とのこと。確かに、毎日考えるのはなかなか大変です。

海苔のネタは、娘さんとの会話、学校行事や時事ネタ、ホットな漫画などから考えているとのこと。

ハロウィーンから得たアイディア(bento_starより提供)

このお弁当作りは、内田さんの長女が中学に入学するにあたって始まりました。「SNSで少しずつ反応してもらえることが増えてきて、それが作るモチベーションになってるのかもしれません」と内田さん。楽しみに待ってくれている人がいると考えると、作業もはかどります。

どう思っているんだろう…?

肝心な娘さんの反応ですが、なんと最初から今までを通して無反応だそうです!本当はどう思っているのかとても気になりますね。
内田さん自身も「どう思ってるんでしょう。お互い照れくさくて、その辺をはっきり確認したことがありません」とのこと。いつか感想が聞けるといいですね。

この海苔弁当の投稿には、称賛の声が寄せられています。「非常にありがたく思ってます。ほんと嬉しいですし、いただいたコメントにはすべて返信するようにしてます」と内田さん。

長女さんが成長したら、お弁当を作る機会が無くなってしまいそうですが、内田さんには次女がいます。2024年中学入学で、今後6年間はこのお弁当作りが続く予定とのことです。次女さんはどんな反応をするのか気になりますね。

今後、どのような活動をしたいか内田さんに聞いてみました。
「せっかくこんなにフォロワーさんが増えたので、地元の好きなお店やイベントなど、多くの人に知ってもらえるようにしていきたいです」と語ってくれました。

今後、海苔弁を作るワークショップを予定している内田さん。もしかしたら思わず笑ってしまう海苔弁当を作るご家庭が増えるかもしれませんね。

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