好きなことに熱中しすぎて思わず徹夜してしまった経験はありますか?
熱中するという事に年齢は関係ないようです。ガンプラ(ガンダムのプラモデル)作りに熱中してしまい、徹夜してしまったという70歳のおばあちゃんのツイートに、9.1万以上のいいねにつくなど話題になっています。見ると完成したガンプラを手に持ち、ニッコリと笑っています。

コメントでは「ばあちゃん素敵」「影響されてまたガンプラ始めます!」という声がある一方で、「楽しく組み立て続けるためにもご自愛くださいませ」「お身体の為にも、お孫さんと一緒に楽しむ為にも休んで下さいね」という身体を気遣うコメントも数多くありました。

このガンプラを制作した、たえちゃん(@gunplaobaachan1)に話を聞きました。

『70歳ガンプラはじめます』(たえちゃん提供)

たえちゃんには、小学2年生の孫がいます。孫は、父親(たえちゃんの息子)の影響でガンプラが好きだそうです。たえちゃんも父親(息子)が小さい頃は一緒にガンダムを観ていたので、孫と一緒に楽しむことの出来るガンプラを始めました。

『孫とガンダムを見ています』(たえちゃんより提供)

最初に作ったガンプラは孫からのプレゼントで、1か月かけてシャア専用機ナイチンゲールを作りました。その後もザクなどのガンプラを今までに4機作ったそうです。

『大きなガンプラ!ナイチンゲール完成しました』(たえちゃんより提供)

―今回制作した機体は、アニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に登場するバルバドスですね。この機体を選んだ理由を教えてください。

バルバトスを選んだ理由はガンプラ一番くじ(※)で当たったからです。この機体がどういうものかは実は知らないのですが、かっこよくて楽しく組み立てることができました。かかった時間は3日くらいだったと思います。
(※)全国のコンビニエンスストアなどで販売される外れなしのくじ引き。

『70歳で人生初の一番くじをやってきました』(たえちゃんより提供)

―今までの機体と比べて感想をお聞かせください。
最初に作ったのがナイチンゲールだったのもあると思いますが、とにかく顔が小さいなと思いました。失敗もしてしまったのですが、出来上がってみるととてもスマートでかっこよかったです。

―一番苦労したところはどこですか。
老眼と手の震えがあるので、シールを貼ることと細かい部分を作る時です。

『ガンプラの中身はじめてみました。老眼鏡がいりますね。』(たえちゃんより提供)

―いつぶりの徹夜だったのでしょうか。完成した時の感想も聞かせてください。
いつぶりだったんでしょう? あまり普段夜更かしはしないのですが、作り始めたら、つい夢中になってしまって、最後までやりたくなってしまいました。途中で終わろうと思っていました。終わったらすぐ眠くなってしまったのですが、完成した時の達成感はとてもいいものでした。

―徹夜しているたえちゃんを見て、家族の方々から何か声はかけられましたか。
自分の部屋で静かにやっていたので、家族は知りませんでした。ただ心配はかけてしまったと思うので、これからはほどほどにしたいと思います。

―今回、反響がかなりありましたね。今後の目標はありますか。
たくさんの方に見て頂いたり、応援して頂いたりしているので、とても嬉しいですしやりがいにもなっています。少しずつ慣れてきたので、もう少し大きなものや難しいものもやってみたいと思います。あとはキュベレイを作ってみたいです。

徹夜してガンプラを作り上げた後も、「今度はこれを作りたい!!」と意欲が衰えないたえちゃんを見ていると元気をもらえます。たえちゃんがTwitterの動画の中で孫に伝えていた言葉です。

「やっぱり、やりたいことな。やった方がいいよな。大きくなったらやりたいこといっぱいやりな。今からでもいいけどな」

これからもやりたいことをやるたえちゃんに目が離せません。

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