岡山県立高等技術専門校。就職・再就職・転職を希望する人のために、岡山県内3か所(倉敷市の南部高等技術専門校、津山市の北部高等技術専門校、美作市の北部高等技術専門校美作校)の専門校、全13の訓練科において、実践的な職業訓練を行っています。

晴れの国おかやまの「晴れ」と、工業技術を表す「テクノ」を組み合わせ、「人生の晴れ舞台をめざして技術・技能を磨く」人たちを応援したいという思いをこめた、「ハレテク」の愛称で親しまれています。

北部高等技術専門校(岡山県津山市川崎953)

津山市川崎にある北部高等技術専門校には、電気設備科、木造建築・再生科、木工・デザイン科、建物設備サービス科、ケアサービス科の、5つの訓練科があります。このうち、木造建築・再生科は、木造建築の設計・施工・施工管理を学びます。大工職人として大切な工具の手入れから始まり、工作実習、施工実習を行います。

(木造建築・再生科 竹田幸男指導員)
「大工さんに必要な知識を身につけていただく。基本的な知識ですが、道具の手入れから始まって墨付け、簡単な物置きや駐車場が組み立てられるくらいの、知識が身につけられたらなということで指導しています。(修了後に)2級技能検定に合格できるレベルまで技術を上げていこうということで考えています。在校中に、3級技能検定を受けることもできます」

木造建築・再生科 竹田幸男指導員

2021年度から、新たに床・壁のリフォーム施工も学べるようになりました。

(木造建築・再生科 竹田幸男指導員)
「いろいろな仕事の経験をしてもらっておけば、就職先も幅広くなると思いますので、大工さんだけではなく、内装業にも精通できるようにということで、訓練に内装作業を取り入れました」

訓練生の東絵梨香(あずま・えりか)さんは、37歳で木造建築・再生科に入校しました。幼い頃から神社仏閣が大好きだったという東さん、前の仕事は神主でした。

木造建築・再生科 訓練生の東絵梨香さん

(東絵梨香さん)
「小さいころ、祖父が大工だったというのもあって、大工に興味があって、その時は時代もあったのかなと思うんですけど、『女の子には厳しいかな』みたいなことを言われたので、そのあとは特には考えていなかったんですけど、(神主として)毎日神社を見ていたら、やっぱり私も作ってみたいなという気持ちになりました」

神主として働いていた頃の東さん

大工だった祖父を間近で見て、もともと宮大工に憧れていた東さんは、その夢を叶えたいと、ゼロからのスタートながら、日々、挑戦し続けています。

(東絵梨香さん)
「(訓練は)やっぱりすごく楽しいです。どんどん新しい知識も増えるし、やってみたかったことができるし、楽しいです。刃物の研ぎとか基本的なところは、もっとしっかりできるようになりたいです」

木造建築・再生科の訓練期間は1年。少人数制による指導、10年以上就職率100%など、安心して学べる環境が整っています。

(東絵梨香さん)
「私自身も知識も何もない状態から入って、それでも頑張ろうと思えるぐらいしっかり教えていただけるので、少しでも興味があったり、やってみたいなと思われる方は、ぜひ入校されたらいいと思います」

学校のサポートもあり、東さんは、美咲町にある寺社仏閣専門の建築会社に就職が決まりました。4月から宮大工の見習いとして、修行を積んでいきます。

(東絵梨香さん)
「1日も早く仕事を覚えて、伝統を繋いでいけるように頑張りたいです」

東さんも夢を叶えるきっかけとなった、岡山県立高等技術専門校「ハレテク」。各訓練科の詳しい様子は、YouTubeの「岡山県立高等技術専門校ハレテクチャンネル」で公開されています。

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