できることからやってみた自分の挑戦

岡山県真庭市の中国勝山駅に静かにたたずむカプセルトイがあります。「まにわガチャ」と呼ばれるこのカプセルトイに500円玉を2枚入れ、ハンドルを回すと出てくるのは、ちょっと大きめのカプセルです。

「真庭に来た人が、ドライブだけで帰っちゃったら、もったいない。ちょっと寄って、思い出になるようなお土産を買って帰れる無人販売ってできないかなって思ったのが始まりなんです」と話すのは、まにわガチャの仕掛け人の1人、福本和来さんです。

カプセルを持つ福本さん

「日頃やっている仕事だけじゃなくて、自分の挑戦を何かしないと、と思っていたんです。小さなことかもしれませんが、これなら自分たちでできるんじゃないかと、まにわガチャプロジェクトを始めたんですけど、やってみると思い通りにいかないことも多くて」

設置場所やカプセルの中に入れる製品のことなど、福本さんたちは試行錯誤の最中です。

地元で活動する人たちの助けになれたら

福本さんが真庭に帰ってきたのは5年前です。

「正直、賑わいや活力はなくなっているだろうと思っていました。でもそんなことなくて、いろんな人たちがいて、いろんなプロジェクトが動いていて、人材が多いなって思ったんです」

福本さんたちが初めてまにわガチャのカプセルに入れたのは、市内でわら細工をしている「わらじあーむ。」の作品でした。

「わらじあーむ。」の作品

「自分たちで中身を用意するのもいいんですけど、地元で活動している人たちの助けになれたらと思って」と、話す福本さん。今は、旭川荘真庭地域センターの協力を得て作った木工製品がカプセルの中に入っています。

木工製品

「クリエイターやお店に置いてくれる人に限らず、プロジェクトに関わってくれる人が増えたらいいな」

福本さんとまにわガチャはさらなる出会いを求めています。

福本和来
1986年生まれ。岡山県立勝山高等学校を卒業後は故郷を離れていたが、2016年に30歳を機にUターン。 2020年に「小さなタネ研究所」としてまにわガチャプロジェクトを始める。

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