観葉植物の植木に、飼い猫が入らないように取り付けていたカバー。しかし、カバーはその役目を果たすことなく、猫ちゃんにピッタリフィットしてしまったのでした。

のーじま(@nouzima119)さんが「それ君が入らんようにするための応急処置のカバーなんよ」というツッコミとともにTwitterに投稿した飼い猫のムタちゃんの画像は、3.1万件のいいね、6400件以上のリツイートを記録し、注目を集めています。コメント欄も、「ネコは液体」「観葉植物のSP」「お、ワイの為にご苦労な」と、盛り上がりをみせています。

カバーにすっぽり納まったムタちゃんは、兄弟猫のマユゲちゃんと一緒に、約1か月前にこの家にやってきました。猫たちの様子について、のーじまさんに取材しました。

―猫たちがやってきた経緯を教えてください。
会社の同僚が子猫を保護して、飼い主を探していました。その人たち(同僚と同僚の母)は、既に猫を4匹飼っているので、「さらに2匹というのは飼えないな」というので、誰か飼える人を探すことになったそうです。

元々動物を飼いたいなと思っていたので、「いいですよ。」とすぐ答えました。コロナ禍で会社自体がテレワークになり、小さい猫だったとしても、家にいるので世話しやすいだろうと思ったのもきっかけになりました。

2匹が保護された時の様子(のーじまさん提供)

―最初に猫たちを見た時、どう思いましたか。
子猫というには大きいなと、1匹は模様がトリッキーだなと思いました。1匹だけ飼うつもりでしたが、片方だけもらってしまうと、もう1匹は、(誰かに)貰われないのではないかと思ったのと、2匹がすごく仲が良くて、引き離すのは忍びないなと思って、2匹貰うことにしました。

―今まで動物は飼っていたのですか。
動物を飼うのは初めてです。家族全員動物が好きだったのですが、姉が動物アレルギーだったので飼えませんでした。なので、祖父の家にたくさん動物がいたので、かわいがっていましたね。一人暮らしになると、働きだして世話が難しくなりました。

―カバーを取り付けた経緯を教えてください。
観葉植物の植木鉢で、軽石をおいてあるのですが、それを(猫たちが)1個ずつ取り出して遊ぶということがありました。(その時に)葉っぱを食べると猫によくないかなというのと、この植木鉢にはそんなに入ってほしくないかなというのがあったので、対策としてカバーをしましたが……ということでした。

―カバーをつけてからどのくらいで入りましたか?
正確には、このツイートの時は1回目ではないのですが、1日くらいで入りましたね。植木鉢自体は、50センチで、高さは1メートルくらいあるところに置いてあるので、下からジャンプして入ることはできないのですが、物をつたって入ってしまいます。

植木鉢を「ここなら大丈夫かな」と移動させながら様子をみていたのですが、割と目の前で入ってすっぽりおさまってどや顔をしていたので、ふてぶてしいなと思っていました。

―入っているのは、ムタちゃんですよね。マユゲちゃんは入らないのですか。
マユゲも入ります。完全に意味がなかったですね。

ムタは人懐っこく、マユゲはなでようとするとビクッとしてしまうビビりな性格だそう(のーじまさん提供)

―その後別の対策はしていますか?
今のところはしていないです。何もしないよりは(カバーが)あった方が入りにくい状態ではあると思うので、「土をあさらないカバーかなんかしないと」とは思っています。

他に困っていることを聞くと、2匹が家じゅうを本気で追いかけっこしている時に、ものにガンガンあたることだそうです。微笑ましいムタちゃんとマユゲちゃんの様子は、のーじまさんのTwitterにて公開中です。

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