サイトウコーヒーは、香川県三木町の鹿庭にある古民家カフェです。

どこか懐かしく落ち着く空間でありながらおしゃれな店を齋藤さん夫婦の2人で経営しています。入ってみると中は広くて落ち着く安心できる場所で、ゆったり過ごせる空間です。

「お客さんは女性の方が多く、お昼を食べた後にゆっくりして帰ることが多い」と話す齋藤さん。他にも、本を読んだり、手紙を書いたりして過ごす人も多いといいます。

窓から見える青々と広がった田園の風景

信頼できる食材を

齋藤さんは「小さく循環する生活」を理想としているそうです。

冬にフルーツサンドを提供するときは1日5食限定として、作ったものはきちんと売り切れるようにしています。もちろん、たくさん作ってたくさん売った方が商売としてはいいかもしれませんが、せっかくいい食材を仕入れて作ったものが余って捨ててしまうことになるより、少量で売り切ってフードロスを減らしたいという思いから、「ものが溢れている中で、売り切れることもある方がいい」と話していました。

1日5食限定のフルーツサンド

また齋藤さんは、食材を自分たちが信用できる人から、信用できるものを仕入れたいという思いから、生産者を知ることを大切にしているそうです。

いちごのフルーツサンドに使用するいちごの仕入れ先は、三木町の山地ファームから、パンは牟礼町のフラッグから仕入れています。もともとどちらにも縁があり、作り手の思いや人柄から仕入れを決めたそうです。

 香川県の三木町へ移住

齋藤さん夫婦は2016年4月に神奈川県横浜市から香川県三木町に移住し、1年ほど前に「サイトウコーヒー」を始めました。もともと、古民家のカフェを開きたくて移住をしたそうで、香川県の西から東までいい物件がないか香川に住みながら探していたそう。

古民家カフェができる空き家を探すことも難しかったそうで、空き家自体はあるが雰囲気が合っていなかったり、カフェに改装できなかったりとなかなかぴったりの物件が見つからなかったといいます。そんな中、三木町でこの物件を見つけ、空き家を改装してサイトウコーヒーをオープンしました。

 

コーヒーをゆったり楽しめる

今は息抜きをする場所も限られる状況。車で行けて駐車場も広く、空気もコーヒーも美味しいサイトウコーヒーにみなさん足を運んでみてください。齋藤さん夫婦が作っている落ち着く空間に癒されてみてはいかがでしょうか。 

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